こんにちは。コロナウィルス対策先進国(やりすぎとの話も・・・)のマレーシアで子育て中の、Rosy(ロージー)です。
ロックダウン生活にも慣れてきましたが、いちばんの、というか唯一の、コロナウィルス感染のリスクが、スーパーでの買い物。
買い物に行くのは私だけなのですが、だからこそ、「コロナウィルスを私がを家庭に持ち込まないように!」ということは気を使っています。
今日は、
「コロナウィルスを家庭に持ち込まない、買い出しの作法」
をシェアしたいと思います。
この記事は
・買い物時に気を付ける、コロナ作法・コロナルーチンについて知りたい方
のお役に立つ記事となっています。
目次:
- 👧医師2人の動画の内容:まとめの9項目
- 👧覚えておきたい、コロナ知識
- 👧世界保健機構(WHO)の見解もチェック
- 👧我が家の実例
- 👧おすすめコロナ対策グッズ(おしゃれマスク等)
- 👧買い物:お出かけ前の準備
- 👧買い物:ショッピング中の注意点
- 👧買い物:帰宅後のルーチン
- 👧帰宅後の消毒作業(必読)
参考にさせていただいた動画はこちら。他、お友達の女医ママさんにもご意見を伺いました。ですので、複数の医師直伝のコロナウィルス対策と言えると思います。
アメリカ現役医師(ミシガン州・ランドラピーツ病院勤務)のジェフリー医師と、日本人内科・皮膚科医(且つ、2人の子どもを持つママ)の友利新医師が、YouTubeで
「コロナウィルスを家庭に持ち込まない消毒方法」
を解説されています。
どちらも、長くない動画なので実際にご覧になるといいと思いますが、お二人のおっしゃることを統合してまとめると、以下のようになります。
👧医師2人の動画の内容:まとめの9項目
■コロナウィルスがパッケージに付着している可能性あり。買ったものをそのまま不用意に家の中・冷蔵庫等に入れず、仕分け消毒をする
■仕分けエリアは「クリーンゾーン」と「消毒前ゾーン」を分ける
■いちばん外側の包装は捨てる(中身が個包装されている場合)、もしくは消毒スプレーで消毒する。
■中身を出す際は、中身を素手で触らない
■買い物は前もって計画を立て、長時間店内に滞在しない
■買う物だけを手に取るようにし、買わないものは触らない
■野菜や果物は、水と洗剤(※後述)で20秒以上洗う
■買い物袋は布よりプラスチック製
■お店の冷蔵庫の取っ手などは、なるべく手指で触らない
となります。
👧覚えておきたい、コロナ知識
また、覚えておきたい知識としては、
■コロナウィルスは低温では非常に安定しており、死滅しない(-20度の冷凍庫の中で2年間生存した記録あり・WHO発表)
■コロナウィルスの環境中での寿命は、ステンレス・プラスチックの表面では2~3日、段ボールの表面では1日、空気中(エアロゾル)では3時間
だということです。
ツルツルしたものの表面ではコロナウィルスは3日も生きるのです!
お二人は医師というお立場から、徹底したコロナウィルスの殺菌方法(実際に手術の際などに行っておられる方法の応用)を説いていらっしゃいます。また、アメリカ人だったり医師だったりなので、セレブな豪邸にお住まいです💦
日本の一般家庭ではそんなにスペースもないことを前提に、いち主婦としての目線と現実性も踏まえて、我が家での方法をシェア致します。
👧世界保健機構(WHO)の見解もチェック
また、世界保健機構(WHO)の見解では、
「現時点では、食品を介してSARS-CoV-2に感染した事例の報告はない」
「様々な条件下の物質表面で数日間生存できることが示されている。たとえば、MERS-CoVは冷蔵温度(4℃)で最長で72時間生存できることが示されている」
「通常の加熱調理温度(70℃)に感受性である。したがって、一般的な対策として、生または加熱不十分な動物由来食品は喫食すべきでない」
(出典:http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/microbial/2019-nCoV/2019-nCoVwho2.html)
とのことです。そのため、コロナウィルスは「人体外での最長寿命3日」、「低温には強いが、高温には弱い」のであると言えそう、と捉えることにしました(あくまで私見です)。ある程度「現実的に」捉えないと、生活が回らないからです。
以下は、そのような考えのもとの、我が家の実例になります。
👧我が家の実例
(1)買い物準備(普段からの心得)
ジェフリー医師は、「2週間分の食料を計画して買い物を」と説いておられますが、アメリカでは一般的なご家庭でもガレージに大きな業務用のような冷凍庫を備えていることが珍しくありません。また、共働き家庭も多いため、普段から1週間や2週間分のまとめ買い物をすることも普通です。
ですが、日本では一般家庭にそんな冷凍庫はありません。我が家もそうです。特に我が家は、家具が備え付けのコンドミニアムに住んでいるので、冷蔵庫も自分で選んだものではなく、ファミリーにしてはやや小ぶりなサイズです。そして、よく食べる子どもがいるし、野菜や果物(嵩張る…)をたくさん消費するので、海外スーパー特有の大きめショッピングカートに山盛りの食料を買い込んできても、1週間も持ちません。そのため、「2週間分を」「計画的に」買うのは難しいですが、「次の買い物で必ず買う物」は携帯の下書きメールなどにメモしておくとよいでしょう。
また、日持ちのする冷蔵保存の必要のない雑貨系の生活必需品等は、なくなってから計画外に買いに行くことがないように、常に少しの在庫を持つようにするのがおすすめです。
■ある程度在庫を持つ(ティッシュ類、ソープ類、薬、調味料、缶詰、菓子、飲料など)
■マストで買う物は、日ごろから携帯にメモ
(2)買い物当日(買い物準備)
当日は「思いつく限りの完全装備」で臨みます。
・マスク(キッチンペーパー)
・花粉症メガネ
・使い捨てビニール手袋
・帽子(髪は束ねて帽子に入れる)
・買い物専用の上着(薄手のロングカーデやシャツワンピなどがベスト)
・クロックスのようなプラスチック製の靴
・(できれば布でないプラ製の)買い物専用エコバッグ
・飲料水
・アルコール消毒ジェルかスプレー、除菌ウェットティッシュ
(・ビニール袋 数枚)
を用意・装備します。
具体的に言うと、こんな感じですね。
👧おすすめコロナ対策グッズ(おしゃれマスク等)
マスクは、使い捨てだとなくなってしまうことがあるので、気分や用途次第で「不織布三層構造」と「アンチウィルス・アンチバクテリアの布製」を両方用意。
たった数分の買い物で使い捨てマスクを使って捨てるのももったいないし、次回使うのも抵抗あるし。そんなときは布マスクですね。あとは肌荒れして不織布が痛い時とか、おしゃれしたい時とか。
★布マスクも今やこんなにおしゃれとは驚き!
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★子ども用は、シック&かわいいテイストが落ち着きます。
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★不織布のは、10枚ずつの包装なのが、過剰包装でもなく、カバンで持ち運びもしやすくて、便利。
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★普通のは「3層」だけど、「4層」というのが安心感+αでヨシ
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★ウィルススプレーはこれ、おすすめ。コロナ前から愛用しています。スプレー容器につめかえて使う、お徳用サイズ
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★粘膜である「目」からの感染は盲点。人って、意外に顔や目に手をやってるんですよ。この眼鏡なら、ファッション的にも合格。
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★髪の毛って、ホコリと一緒にウィルスを吸いつけそう…髪が長い人はしまうとヨシ。ノーメイクも隠せるしね…。「1年中使えるお買い得キャスケット」と「CA4LA」のレザーハンチング(メンズだけどサイズ調整あり・返品無料なのでお試しを)をご紹介。
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👧買い物:お出かけ前の準備
私は車で買い物に行くので、メガネ、帽子、カーディガンなどは帰宅後も家に持ち込まず、車に置きっぱなしにします。使い捨てのマスクやビニール手袋も、家に持ち込まず、車の中でごみ袋に入れて破棄します。(布マスクは、ビニール袋に入れて家に持ち込み、できれば3日ほどそのまま置いておいてウィルスを死滅させ、お風呂場などで洗います)。
携帯やお財布も、車内においてあるアルコールティッシュで拭いてから持ち込みます。
特に、携帯は、お料理のレシピを見たり、写真を撮ったりと、キッチンで使うことも多々あるので、気づいたときにはこまめに消毒するように心がけています。
そして、キッチンのテーブルかカウンターなどをちょっと片付けて、1m×1m程度のスペースを空けておきます。ここが、帰宅後の「コロナウィルス消毒作業スペース」になります。そこに、消毒スプレー、キッチンペーパー、ウェットワイプ、ジップロック袋or食品用ビニール袋なども準備しておきます。
👧買い物:ショッピング中の注意点
コロナウィルスをできるだけ避けるため、マスク、メガネ、手袋等を装着します。マスク内側にキッチンペーパーを折りたたんだものを入れて鼻と口を覆うと、さらに安心。(苦しい人はやめてね)
マスクをしていると口呼吸になりがちなので、鼻呼吸することを意識します。そして、1人で行き、誰とも話しません。なるべく口を開けません。
入店前に水を飲み、感染予防のために喉を潤します。水のボトルは店内には持ち込みません。
他の買い物客との間は2m空けることを意識します。最低でも1m。
買う物が多いので、カートは使わざるを得ません。もちろんビニール手袋をしますが、且つ、なるべくカートのハンドルの両端に近い場所を持ちます。真ん中はより多くの人が触るだろうからです。
お店の冷蔵庫のドアのハンドルは、ビニール手袋をしていても、なるべく小指など普段使わない指を使って開け、閉めるのは肘を使うなど、「右手の親指・人差し指・中指」はなるべく使わないように気を付けます。
冷蔵ものは、手が届く範囲でなるべく奥から取ります(手前の商品を無駄に触ったりはしません)。
冷凍食品・肉類などの、「帰宅したらなるべく早く冷蔵庫に入れたいもの」は、買い物カートに入れる前にビニール袋に入れます。家から持参するか、スーパーに行ったら最初に野菜売り場などに行き、バラ野菜売り場やスーパーのサッカー台に置いてある備え付けのビニール袋を必要枚数とっておくとよいです。
レジに並ぶ際は、人との間隔を空けることに特に注意します(気が抜けて忘れそうになるので💦)
レジの人とも、目で会話。しゃべりません。口を開けません。
レジ袋への袋詰めの際は、できるだけ、「A:雑貨・冷蔵不要のもの」、「B:野菜・果物・その他要冷蔵のもの」、「C:肉・魚など」「D:冷凍もの」と分かれるように入れます。
👧買い物:帰宅後のルーチン
さて、買い物を手短に済ませて帰宅します。まず、車に買い物袋を詰め込み、運転席に座ったら、コロナウィルスが付着している可能性の高い手袋やマスクなど使い捨てのものを外してビニール袋に入れて口を結びます。その際、手袋は内側しか触らない、マスクは耳のゴムしか触らない、に気を付けます。花粉メガネと帽子は外して車内に置き、消毒スプレーをひとかけします。カバンにも。買い物中に触った財布と携帯も、アルコールのウェットティッシュで拭きます。そして手を消毒し、水を一口飲みます。これは、もしウィルスが喉に付着していても胃に流し込んで胃酸でやっつけるためです。病院で働く医師の皆様も、感染予防のために20分に一度、飲み物を飲むのが有効と仰っています。このため、買い物が20分以内で済ませられればベストです。
ここから、帰宅してからが勝負。一仕事です。
まず、使い捨てのものを入れたビニール袋は、家に持ち込まず、玄関先にまとめておき、後でごみ捨ての時に捨てます。
コロナ避けのはおりものを着ている場合は車の中で脱ぎます。徒歩や自転車でお買い物に行かれる方は、玄関で脱がれるといいと思います。
買ったもので、「A:雑貨・冷蔵不要のもの」は、そのまま車かガレージに3日以上積んでおきます。車がない方は、玄関の内側か外側(セキュリティ上、大丈夫なら)にコンテナなどを置いて、そこに入れておくといいと思います(冷蔵不要とは言え、季節や温度には注意してください)。
コンテナは、こんな感じのものです。
「B:野菜・果物・その他要冷蔵のもの」、「C:肉・魚など」「D:冷凍もの」は、すぐに室内に持ち込まざるを得ませんので、出かける前に準備した、「コロナウィルス消毒作業スペース」の近くの床に、買い物袋を置きます。子どもたちに「玄関やキッチンに来ないように」と言います。ただいま&お帰りのハグも、作業が終わるまではお預け!自分の手を洗い、消毒し、作業開始です。
👧帰宅後の消毒作業(必読)
自分の手を清潔にしたら、「コロナウィルス消毒作業スペース」のテーブルを消毒スプレーとペーパーで消毒します。そして、まず、「D:冷凍もの」からコロナウィルス除去をしていきます。
内袋のあるものは、外包装から出し、外包装の袋や箱は捨てます。例えば冷凍ピザは内側がシュリンクのプラフィルムで包装されていますので、箱は捨てます。
この時に肝心なのが、外箱を触った手で内側の袋をなるべく触らないことです。箱の口を開け、消毒済みの「コロナウィルス消毒作業スペース」に落とすように出します。内側が個包装されていない冷凍食品(冷凍野菜など)は、なるべく端っこを持って、消毒スプレーを吹き付けペーパーで拭きます。冷凍ものなので、スピード勝負。冷凍食品は基本的に加熱して使うものでもあるので、主婦としてはあまり完璧を求めず、自分のやりやすいペースでスピーディに進めていくのが現実的かと思います。
冷凍ものが終わったら、次は「C:肉・魚など」の番です。肉や魚は、売っているパッケージのままではなく、ビニール袋に入れて持って帰ってきています。医師の提言では、「パックから中身を出してから冷蔵庫にしますよう」に、と言われていて、それが現実的な方はそのようにする方が確実です。ですが、肉・魚は生モノであり、また、まとめ買いをするので量も多く、買ってきたもののほとんどを冷凍します。そのため、一つひとつそのようにしていると、その作業中に別の雑菌が付いたり温まってしまったりするリスクがあります。そのため、我が家ではその外袋に消毒スプレーをかけ、ざっと拭いて、冷凍庫に入れています。もしコロナウィルスが付いていたとしたら使用時までウィルスは残っている可能性がありますが、お店で他の誰かが触ったかもしれないパッケージのままではなく袋に入れてあること、店内での陳列期間の短い商品であること、使用時に必ず十分加熱するものであることから、このようにしています。医師の提言通りにできる方は、もちろんその方がよいです。但し、「ビニール袋やパッケージにコロナウィルスが付いている可能性がある」ということは常に念頭に置き、そのまま口にする氷のそばにしまわないとか、それを使った調理の際にはパッケージから出したときにこまめに手洗いをするなどに気を付けています。
ここまでを急いだら、一息ついて、あとは自分のペースで進められます。作業の途中でも、気になったら度々、手指は消毒します。
次は「B:野菜・果物・その他要冷蔵のもの」です。これも、中が個包装されたものは外袋から出します。商品ごとに、ジップロックや食品用ビニール袋にまとめます。これは、加熱せずに口にするものは、外袋を触った手で中袋を触らないように注意!スライスチーズなどは外袋を捨ててジップロックに。ピザ用チーズや牛乳などのパッケージはスプレー&拭く、などの作業を淡々と行います。
野菜は、パッケージに入っている物は上記と同様にします。パッケージに入っていないもので、外皮や外葉を剥けるものは剥きます(キャベツ、玉ねぎなど)。その他の加熱せずに食べる野菜や果物(りんご、みかんなど)は、水洗いをします。ボウルに水を溜め、哺乳瓶洗い洗剤(なければ、日本の多くの食器洗い洗剤は「野菜・果物」にも使えるはずですので、洗剤の裏面の表記を確認して薄めて使用してください)を適量溶かします。
なお、哺乳瓶洗い洗剤、というのは、こういった商品です。
少しの間、洗剤水に浸けて置き、その後、20秒を目安に、手を洗うように丁寧に一つずつ洗い流していきます。
実は、私が一番消毒に気を使っているのは、買い物後3日間放置しておく中にある「調味料」や「缶詰」です。特に調味料は、調理中や食事中に何度も触るもので、家で使う期間も長いものです。缶詰も、ふたを開けるときにかなりの高確率でふたが内部のシロップなどに触れます。お店に陳列してある期間も、数カ月あるかもしれません。そのため、これら調味料や缶詰にコロナウィルス(その他の雑菌も)が特に心配なので、3日間置いたあとでも、流水と洗剤で洗ったり、消毒スプレー処理を必ずしています。これについては医師の提言では強調されていませんでしたが、個人的にはものすごく気にしています。私はコロナウィルスの問題が起こる前から、これらについては殺菌消毒して使っていたので、その習慣を引き続き実行しています。
そして、コロナウィルス騒動が鎮まるまでは、お刺身や生牡蠣などの生で食べる食品は我慢です!卵は、日本にいたら迷うところですが…、ここマレーシアは、卵の外側の衛生状態がよくない(という根強い噂)なので、生卵がもともと食べられません(我が家では食べません)。ですので、卵も必ず加熱しています。
* * *
いかがでしたでしょうか。
なんだか面倒そうですが(実際、面倒ですが💦)、やらないといけないことなので頑張りましょう!とはいえ、それぞれの家庭の事情があると思うので、情報をうまく活用して、取捨選択して判断し、「自分の納得いくように継続して行う」ことが肝要かと思います。
ちなみに、私は、買い物から帰ったらなるべくシャワーを浴びるようにし、髪の毛含め全身を洗い流します。それから子どもたちとやっとハグします!
買い物の日はシャワーを浴びるタイミングをそこに持ってくる、という風にすれば、特に面倒でもありません。慣れました。
コロナウィルスとの攻防は、おそらく年単位で続きます。今は、極力コロナウィルスにかからないようにしなければならない時期です。うまく習慣化して、自分の生活リズムに取り入れていけるといいですね。
ではでは、また。
Rosy